バス停が妥当だとおじいちゃんは言った


僕は、硬そうだからやめようと言ったのだけど
おじいちゃんは 豆粒みたいになってしまった

目、いっぱいのキャベツ畑
これからだって、ゆるゆると陽が落ちる


かがみこまれた腰
キャベツ、笑われることには慣れている

お時間は終了したのです
すみやかに
えっらい勢いですみやかに
荷物をまとめて最終列車に飛び込んで
そうして花にでもなって
添えられて


あれだってね 遠いんだってね 国境は、